仏前
ぶつぜん
名詞
標準
(before a) Buddhist altar
文例 · 用例
(急速なるF・O) =(F・I)物部の家 仏前に雪枝が、父の無事なる事を一心に念じて居る。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
わが涙凝つて流れず塚の霜 その帰途、青山通りの造花屋にて白菊一枝を買い来りて仏前にささぐ。
— ――甲字楼日記の一節―― 『叔父と甥と』 青空文庫
そういうわけだから、家の人達はすぐにその人形を仏前に供えて、死んだ娘が唯一の形見として大切に保存している。
— 岡本綺堂 『河鹿』 青空文庫
少々お邪魔をいたします」 こう云って、半七は仏前の香炉、花瓶、そのほかの仏具を一々|検めたが、やがて小声で松吉に云った。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
老師の後頭部の薄い禿へ仏前の蝋燭の灯がちらちらとうつつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
宗右衛門は家から蝋燭を一抱へ持つて来て、手当り次第、仏前に燈明を上げて見た。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
結構な打ち菓子を誂へて仏前や老師に供へた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
清閑の池亭の中、仏前|唱名の間々に、筆を執って仏|菩薩の引接を承けた善男善女の往迹を物しずかに記した保胤の旦暮は、如何に塵界を超脱した清浄三昧のものであったろうか。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
作例 · 標準
祖母は毎朝、必ず仏前で手を合わせてから一日を始めている。
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親戚が持ってきた立派なメロンを、とりあえず仏前にお供えしておいた。
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仏前での結婚式という珍しい形式に、参列した友人たちは少し驚いていたようだ。
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標準
offering placed on a Buddhist altar
作例 · 標準
法事の引き出物と一緒に、ささやかな仏前を包んでお渡しした。
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親戚の訃報を聞き、急いで五千円を仏前として用意した。
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「これはほんの仏前ですが、お供えください」と言って、彼女は和菓子を差し出した。
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