済世
さいせい異読 せいせい
名詞
標準
saving the world
文例 · 用例
その道は、史により・文により・礼により・楽により・物事に即し・実際に即して、物事上に道理を合せ、道理上に物事を合せて、物事と道理が一体となり、偏りなく、偏頗無く、向上済世することを趣意とされたのである。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
増誉上人は単に松の眺めの絶えたを惜しんだばかりでなく、斯うした済世救民の志もあつたのである。
— 若山牧水 『沼津千本松原』 青空文庫
わたしは易をみてやってその者の卦が悪く出ると、嘘をつかねば気の毒になって困るので、それが一番この万古不変の哲理の中正を乱していく原因になるのだが、しかし、易道は不幸なものを幸福にするための開運指導の帝王の学だから、不幸なものに不幸を明示して一層不幸に突き落すのは、済世救民の道に反する。
— 横光利一 『馬車』 青空文庫
姦吏法を舞し、猾民令を欺く時代には、韓非の書も済世の用をなす。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
この論派は英国のリベラール派に擬したるものにして内治外政いずれも平和的進歩を主眼となす、ゆえに内治については急激改革の害を論じて秩序的進歩を主張し、外政については国権の拡張を後にして通商的交際を要務としたり、けだし破壊と戦乱とは経済世界においてもっとも悪事とするところなればなり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
また我が党の士、幽窓の下におりて、秋夜月光に講究すること、旧日に異なることなきを得て、修心開知の道を楽しみ、私に済世の一斑を達するは、あにまた天与の自由を得るものといわざるべけんや。
— 福沢諭吉 『中元祝酒の記』 青空文庫
俺の目的は済世救民だ!
— 国枝史郎 『戯作者』 青空文庫
いかなる位地においても経済世界の法則をもって社会を結合すべし。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、祖国を救済世しようと、長年ボランティア活動に尽力してきた。
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このNPO法人は、貧困にあえぐ人々の救済世を目的として設立された。
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偉大な指導者は、民衆の苦しみを和らげ、救済世に尽くした。
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