緊迫感
きんぱくかん
名詞
標準
sense of urgency
文例 · 用例
」緊迫感のあるその鋭い声が、私の心に「危篤」の二文字を思い起こさせる。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
ぎっしりと人々の押込められた乗合自動車が緩い勾配をなした電車軌道の脇を異常な緊迫感で疾走している。
— 原民喜 『冬日記』 青空文庫
此は歌のみが要求してゐる緊迫感であつて、此生活にとつては、かうしたひきしまりは必要でないのだ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
われわれの眼からすれば、ファッション・ショウにすぎないものを凝視する観客席の緊迫感は、真に異常なものがあつた。
— 神西清 『わが心の女』 青空文庫
辛うじて危機を脱し得たような緊迫感は少しもない。
— 外村繁 『澪標』 青空文庫
ギターとドラムで醸し出す複雑なリズムのサウンドが緊迫感を頂点まで上りつめると突然ステージ全体が明るくなり、同時にバンドの全員が暴力的で破壊的な主旋律にそれぞれのパートで参加する。
— 太田健一 『脳細胞日記』 青空文庫
ドラムが緊迫感を高め、不意に爆発したように陽子のキーボードが重々しい主旋律を奏で始める。
— 太田健一 『脳細胞日記』 青空文庫
録音はよくないが緊迫感が凄まじい。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫