危機感
ききかん
名詞
標準
sense of impending crisis
文例 · 用例
原点は、原子爆弾の開発を統括した男が抱いた、巨大化する科学への危機感と、深く考えることへの最後の期待でした。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
この偉大な技術革新に、電灯会社は大いに危機感を募らせた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
トッテン師匠の危機感は、米国国民としての祖国に寄せる思いが半分、不誠実な政治家が自己保身の道具として「閉鎖的な日本」を演出することへの怒りが四分の一、そして残り四分の一はアシストの日本市場における精力的なビジネス展開を支えた活力の泉が涸れるのではないかとの恐れにある。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
三回の講演会をこなして集まった要人達と名刺を二箱分交換し、「お説ごもっとも」との反応は得たものの、「彼らは心底危機感を抱いてはおらず、よほどの大きなショックがないかぎりアメリカはこのままのペースで坂道を転げ落ちるだろう」と言う。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
TRONの根っこには、「マイクロコンピューターの旨味が、このままではちっとも活かせないではないか」との坂村大人の危機感があった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
物事の始まりは、先鋭な美意識を持つコンピューター科学者の坂村健さんが、「このままではマイクロコンピューターのあふれる世界があまりにも醜くなりすぎる」と危機感を抱いたところから始まる。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
ガソリンの供給に対する危機感の薄れに加え、CB用トランシーバーが急速に増大したことによる電波の混雑解消のために進められた、従来の二三チャンネル用から四〇チャンネル用への切り替えが買い控えを招き、一気に値崩れを起こして業界はパニックに陥った。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
しかし、この危機感の上になつた「生活への関心」でなければ、私たちは、それがたとへ美的なものであらうと、科学的なものであらうと、或は更に道徳的なものであつてさへ、なにか中心をはづれた枝葉末節の問題のやうな気がするのである。
— 岸田國士 『生活の美しさについて』 青空文庫
作例 · 標準
このままでは業界でのシェアを失うという危機感が、新商品開発の原動力となった。
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ライバル社の台頭に、経営陣は強い危機感を抱いている。
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締め切りが三日後に迫り、ようやく危機感が湧いてきた。
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