為すがまま
なすがまま
表現
標準
at the mercy of (something or someone)
文例 · 用例
つまり自分は知らぬ顔をしていて妻の為すがままに任かすことに思い定めた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
簀を易え机を按き、花を供し香を焼くような事は僕婢の為すがままに任せていたが、僧を喚び柩に斂めることは、其命を下さなかったから誰も手をつけるものは無かった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
永久に兄を徳として、その為すがままに任せていなくてはなるまい。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
また真剣に子女の教育を思う家庭の婦人なら今の小学初め他の中等程度の学校教育に対して幾多の不満がなければなりませんが、その人たちは学校の為すがままに放任しています。
— 与謝野晶子 『婦人改造と高等教育』 青空文庫
こういう事は前にもいった川止などと共に、街道筋の藩々の為すがままに任せてあったから、いかなる大名といえどもその歩かされるままの道を歩かねばならぬのであった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
手を拱いて、自然の為すがままにして置いたら、事件はどう発展するか分らない。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
武士と名のつくものには、腫れものに触るようにして為すがままにした。
— 佐藤垢石 『増上寺物語』 青空文庫
助六は観念したのか、一言も物を云わず、彼らの為すがまま見送ったのである。
— 坂口安吾 『餅のタタリ』 青空文庫
作例 · 標準
嵐の中で、船は荒波の為すがままに漂っていた。
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彼女は運命の為すがままに、彼のプロポーズを受け入れた。
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自然の為すがままに生きることは、時には困難を伴う。
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