小手先
こてさき
名詞頻度ランク #25773 · 青空 52 例
標準
tip of the hand
文例 · 用例
彼等は皆、その中では真剣になつて人生と取組み合ひ全力を出しきつて文学と四つ角力をとつてるのに、詩や俳句を作る時は、乙に気取つた他所行きの風流気を出し、小手先の遊び芸として、綺麗事に戯むれてゐるといふ感じがする。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
「普通の彫金なら、こんなにしても、また、こんなにしても、そりゃ小手先でも彫れるがな」 今度は、この老人は落語家でもあるように、ほんの二つの手首の捻り方と背の屈め方で、鏨と槌を繰る恰好のいぎたなさと浅間しさを誇張して相手に受取らせることに巧みであった。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
そこで、いわゆる小説を書くには、小手先の技巧なんかは、何んにも要らないのだ。
— 菊池寛 『小説家たらんとする青年に与う』 青空文庫
提灯の火でちらりとお見受け申したところ、身のかまえ、小手先の働き、どうも唯の方ではないと存じました。
— 槍突き 『半七捕物帳』 青空文庫
が、二葉亭の文学というは満身に力瘤を入れて大上段に振りかぶる真剣勝負であって、矢声ばかりを壮んにする小手先剣術の見せ物試合でなかったから、美妙や紅葉と共に轡を駢べて小手先きの芸頭を競争するような真似は二葉亭には出来なかった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
小手先の芸の問題ではなかった。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
あんまり辰ばかりをおほめなすったんで、くやしまぎれに、ちょっといま小手先を動かしたら、こういうもっけもねえ品が手にへえったんですよ。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
見ると、浪花表の凶賊と誇称されている八つ化け仙次も、江戸まえの捕物名人むっつり右門の目にかかってはまことにたわいもないので、その小手先に歴然たる大きなすきがあったものでしたから、右門のとっさに抜き取ったるは奥義の手裏剣!
— 達磨を好く遊女 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
日差しが強いので、小手先で顔を覆うようにして歩いた。
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細かい作業をする時は、指先の器用さが重要になってくる。
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子供がお母さんの手を、小手先で優しく握った。
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cheap trick
作例 · 標準
そんな小手先でごまかそうとしても無駄だ。本当のことを話してほしい。
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彼のプレゼンテーションは、内容が薄く、小手先のテクニックばかりでうんざりした。
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小手先の対応ではなく、根本的な問題解決に取り組むべきだ。
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標準
cheap
作例 · 標準
この製品は、品質はともかく、デザインが小手先で安っぽく見える。
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小手先の安売り競争では、長期的にはブランドイメージを損なうだけだ。
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彼はいつも小手先の言葉で人を騙そうとするから、信用できない。
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