水論
すいろん異読 みずろん
名詞
標準
water dispute (esp. for rice fields)
文例 · 用例
右の文中にもある通り私の小著『日本山水論』を、山崎直方氏に見せたのは花袋で、山崎氏と私と知り合いになったのも、それが機縁の一つであったことと、信じている。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
……と言うとたちまち、天に可恐しき入道雲|湧き、地に水論の修羅の巷の流れたように聞えるけれど、決して、そんな、物騒な沙汰ではない。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
然しそれはとんだ間違ひで、諸君が日本の人間である以上、一瞬間も諸君は國語學を忽にしてはいけない……」私達の靜肅さに氣を得た先生は、その顏に輕い興奮の色を見せて、國語學の我田引水論を試み始めた。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
小島烏水といふ人の日本山水論にも、「山の拗ね者は多く、此土に仙遊するが如し。
— 太宰治 『富嶽百景』 青空文庫
學者とか教育家とか謂はれる連中の沒分曉な我田引水論となると、私は其奴等の面を引叩いてやりたく思ふことが度々ある。
— 石川啄木 『文藝中毒』 青空文庫
……と言ふと忽ち、天に可恐しき入道雲湧き、地に水論の修羅の巷の流れたやうに聞えるけれど、決して、そんな、物騒な沙汰ではない。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
その後、水論はなくなってしまったが、この石は大井子の水口石といって、後代まで残っていた。
— 菊池寛 『大力物語』 青空文庫
「閣下よ、どうぞ私に、ソクラテス前派の火論家と水論家がアテナイの最も繁華な街角で不意に出遇つた光景を――」 この申出を聞いて私は懐ろの中で思はず拳をつくつた。
— 牧野信一 『くもり日つゞき』 青空文庫
作例 · 標準
上流の村と下流の村との間で、水論が勃発した。
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灌漑用水の配分を巡る水論は、地域社会の安定を脅かす。
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「この水田に必要な水が足りない!水論になるぞ!」と農民は憤慨した。
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