分水
ぶんすい
名詞
標準
文例 · 用例
わが勇敢な、しかも自分も腹半分水を飲んだ半|溺死人のような、万寿丸は、その臨月のからだで、目的の難破船に、わずかに船首を向けた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
◯第十九章は実にヨブ記の分水嶺である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
試みにこのような、充分水を含んだ細砂を両手で急に強く握りしめると、湿気が失せて固くなるが、握ったままでいるとだんだん柔らかくなってダラダラ流れ出します。
— 寺田寅彦 『夏の小半日』 青空文庫
東は十和田湖の西より北走する津軽半島の脊梁をなす山脈を限とし、南は羽後境の矢立峠・立石越等により分水線を劃し、西は岩木山塊と海岸一帯の砂丘(屏風山と称す)に擁蔽せらる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
その証拠には、第一にその泥岩は、東の北上山地のへりから、西の中央|分水嶺の麓まで、一枚の板のやうになってずうっとひろがって居ました。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
その証拠には、第一にその泥岩は、東の北上山地のへりから、西の中央分水嶺の麓まで、一|枚の板のようになってずうっとひろがっていました。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
琵琶湖の東北の縁にほぼ平行して、南北に連なり、近江と美濃との国境となっている分水嶺が、伊吹山の南で、突然中断されて、そこに両側の平野の間の関門を形成している。
— 寺田寅彦 『伊吹山の句について』 青空文庫
不易流行や虚実の弁については古往今来諸家によって説き尽くされたことであって、今ここに敷衍すべき余地もないのであるが、要するにこれは俳諧には限らずあらゆるわが国の表現芸術に共通な指導原理であって、芸と学との間に分水嶺を画するものである。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
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分水(ぶんすい)とは、同一の水源あるいは水路から新たな水路を引いて灌漑や生活用水を分配すること。河川の氾濫防止のために別の水路(放水路)を開いて放水することを含む場合もある。
出典: 分水 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0