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子爵

ししゃく
名詞
1
標準
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文例 · 用例
著名なる新聞記者、審査員――画家、文学者、某子爵の令夫人が一人。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
園が、人を分けて廊下を茶室らしい其処へ通された時、すぐ其の子爵夫人の、束髪に輝く金剛石とゝもに、白き牡丹の如き半※の、目を蔽ふて俯向いて居るのを視た。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
」 道のゆく手には、藁屋が小さく、ゆる/\畝る路に顕はれた背戸に、牡丹を植ゑたのが、あの時の、子爵夫人のやうに遥に覗いて見えた。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
一国の門閥、先代があまねく徳を布いた上に、経済の道|宜しきを得たので、今も内福の聞えの高い、子爵|千破矢家の当主、すなわち若君|滝太郎である。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
二十九 子爵千破矢滝太郎は、今年が十九で、十一の時まで浅草|俵町の質屋の赤煉瓦と、屑屋の横窓との間の狭い路地を入った突当りの貧乏長家に育って、納豆を食い、水を飲み、夜はお稲荷さんの声を聞いて、番太の菓子を噛った江戸児である。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
天長節の佳日に際し  子爵  伊東海軍大將      肝付海軍少將  伯爵  吉井海軍少佐  子爵  小笠原海軍少佐      上村海軍少佐各位の清福を賀※、つたなき本書のために、題字及び序文を賜はりし高意にむかつて、誠實なる感謝の意を表す。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
父は小坪に柴門を閉じ、城市の喧塵を避けて、多日浩然の気を養う何某とかやいえる子爵なり。
泉鏡花 金時計 青空文庫
前面の喫茶店は、貴婦人社会に腕達者の聞え高き深川子爵|何某の未亡人、綾子といえる女丈夫にてこの会の催主なり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
作例 · 標準
没落した子爵の令嬢は、誇り高い心を持ち続けながら慎ましく暮らしていた。
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舞踏会の会場に子爵が現れると、華やかなドレスを纏った貴婦人たちの視線が一斉に集まった。
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彼は代々続く子爵の爵位を継承したが、政治よりも植物の研究に冒頭することを選んだ。
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