円相
えんそう
名詞
標準
circle painted with a single stroke in Zen calligraphy (representing the perfect peace of mind)
文例 · 用例
落款は判からぬが円相を描いた茶掛が新しい。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
右第一条より第二十三条に至るまで、概して我国古来の定論に反するのみならず、前には旧女大学の条々を論破し去て、更らに新女大学の新主義を唱うることなれば、新旧方円相容れずして世間に多少の反対論もある可し。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
成功の暁には本書引換に報酬金一萬円相渡すべきものとす。
— 海野十三 『ネオン横丁殺人事件』 青空文庫
よく墨蹟にある大徳の円相を見ると、いびつは歪そのままながら、円心顕著である。
— 北大路魯山人 『鑑賞力なくして習字する勿れ』 青空文庫
さて、これを鑑別の方面から論ずると、書道の達識家であるならば、一円相は素より、その円周の一寸|乃至五、六分を截り離して見ても、善悪巧拙は釈然たる次第である。
— 北大路魯山人 『鑑賞力なくして習字する勿れ』 青空文庫
墨気、筆勢に人を見る鑑識家であるならば、円相の一断面と同じく判断の正確を得る心理を有するものである。
— 北大路魯山人 『鑑賞力なくして習字する勿れ』 青空文庫
前には宗教の領分に属していた真実の円相を、茶碗というものによって朝夕手の裡に取って見ることができたのである。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
作例 · 標準
禅僧が描いた円相は、見る者の心に静寂をもたらす。
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円相は、悟りや宇宙全体を象徴する禅の重要な表現形式だ。
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書道展で、一筆で描かれた見事な円相に感動した。
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