肺患
はいかん
名詞
標準
lung disease
文例 · 用例
弱いからだにとうとう不治の肺患が食い込んでしまった。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
その頃京都高等学校の生徒であったぼくは肺患の療養のためその温泉地に滞在していた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
而も、當然私達の擔任たるべく期待されてゐた歴史の杉山先生が、肺患が重つた爲めに辭任されたので、代つて私達のクラスを擔任されることになつた。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
故にその辭任の原因が肺患と知つた時にも、私達は先生と離れるのを幸福と思はなかつた。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
二度も続いて起った喀血で、死の恐怖に縮み上ってしまった政枝はどうせ死ぬことに決った自分なら、肺患者として長く病床に居て誰にも彼にも嫌われて惨めな最後に死んで行くよりいっそ今直ぐに自分から死のうと決心したのであった。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
全国数十万の肺患者のうち、僅か七十名(もっとも、引続きより以上の数に達するかも知れぬが)に施薬しただけのことを、鬼の首でもとったようにでかでかと吹聴するのは、大袈裟だ。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
子は雛妓の見習に上京中、肺患のため母の迎ひを受け歸郷せんとするなり。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
子は雛妓の見習に上京中、肺患のため母の迎ひを受け帰郷せんとするなり。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
作例 · 標準
若くして肺患を患った彼は、静養のために空気の綺麗な山里へと移り住んだ。
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かつては肺患といえば不治の病として恐れられ、多くの命が奪われた。
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長年の喫煙習慣がたたり、彼は重い肺患にかかって入院を余儀なくされた。
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