肺肝
はいかん
名詞
標準
the lungs and liver
文例 · 用例
」 と肺肝を絞る熱涙滴然、もって人類の石心を和ぐべく鉄腸を溶解すべし。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
日本海ヲ庭池トシテ南北滿州ト極東西比利亞トニ革命大帝國ヲ建ツル時、朝鮮ハ特ニ其ノ心臟肺肝ノ重キヲナサントス。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
伯山はこの講談の創作に苦心し、殊に紀州調べに遣わしたる家来らが容易に帰らず、百日の期日が尽きんとして越前守が切腹を覚悟するところへ、白石治右衛門、吉田三五郎の二人が馳せ着ける一節は、大いに肺肝を砕いたと伝えられる。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
西晉末のの『西川後賢志』)、東晉初の趙胤は、その父趙誘の讎なる杜會を斬つて、その肺肝を食した(『太平御覽』卷四百八十一所引、東晉の王隱の『晉書』)。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
天下名題の大人物のことですから各※一風変って威風は一々肺肝に銘じていますが、この訪問記は割愛致します。
— ぬばたまのなにかと人の問ひしとき露とこたへて消なましものを 『露の答』 青空文庫
天下名題の大人物のことですから各々一風変つて威風は一々肺肝に銘じてゐますが、この訪問記は割愛致します。
— 坂口安吾 『露の答』 青空文庫
勿論東西の町奉行は与力同心に命を含め、この不届きの盗賊共を一網打尽に捕えようとして様々肺肝を砕くのではあったが、彼等の方が上手と見えいつも後手へ廻されていた。
— 国枝史郎 『赤格子九郎右衛門の娘』 青空文庫
オースチン師と数馬とは、芳江とそして市之丞とをどうしたら救うことが出来るかと、肺肝を砕いて語り合った。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
作例 · 標準
かつて肺肝と呼ばれた臓器は、生命維持に不可欠な重要な器官として認識されていた。
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解剖学の講義で、肺肝の構造とそれぞれの機能についての解説を受けた。
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古い医学書を開くと、肺肝の病を癒やすための漢方薬の処方が記されていた。
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標準
depths of one's heart
作例 · 標準
彼の嘘偽りのない言葉は、私の肺肝にまで深く染み渡るようだった。
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心の内、まさに肺肝をさらけ出して語り合うことで、二人の絆は深まった。
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肺肝を抉られるような悲しみに襲われ、私はその場に泣き崩れてしまった。
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