滑り
ぬめり異読 ヌメリ
名詞頻度ランク #12445 · 青空 114 例
標準
slime
文例 · 用例
また、幹には苔が蒸して、皮は土より柔く、ぼろぼろに腐っているから、生あるものの肌のようで、ぬらりと滑り、ぐちゃりと触れて、いやな気持がする。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
悲しむときは、鳴沢に小石が滑り落ちる音が止めどもなくしくしくと聞えて来る。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
柚木にそうさせて置いてから、老妓はその反対側の腕の皮膚を自分の右の二本の指で抓って引くと、柚木の指に挾まっていた皮膚はじいわり滑り抜けて、もとの腕の形に納まるのである。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
もう一度柚木は力を籠めて試してみたが、老妓にひかれると滑り去って抓り止めていられなかった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
」 月あかりの中にまっすぐに立った電信柱が、次々に何本も何本も走って行き、けむりの影は黒く雪の上を滑りました。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
それから彼はその異樣な花瓣を自分の軍衣の下に滑り込ませた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
そこから放水路の水へ滑り込んで、舟に護られながら海へ下って行くのだ。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
とに角、掛布を速にお前の胸に覆ひながら、滑り落ちた氷嚢をお前の額に置きながら、さうしたお前を母や兄や看護婦達にまざまざしく見詰められる事が私には苦しかつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
作例 · 標準
納豆には独特のぬめりがあり、健康に良いと言われている。
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川魚の表面には、外敵から身を守るためのぬめりがある。
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このキノコは、調理すると独特のぬめりが出て美味しい。
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