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ぬめぬめ

ぬめぬめ
副詞
1
標準
文例 · 用例
近頃はどういうものか、ものを言うにさえ、唾がねばって、舌がぬめぬめして心地の悪さといったらなかったんですが、まあ、体が半分水になって、それが解けて行くようで、月の雫で洗ったようです。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
同じ黄色な菓子でも飴のやうに滑つこいのはぬめぬめした油絵や水で洗ひあげたやうな水彩画と同様に近代人の繊細な感覚に快い反応を起しうる事は到底不可能である。
北原白秋 桐の花とカステラ 青空文庫
それは白いぬめぬめする輝きを持った眼であった。
田中貢太郎 雷峯塔物語 青空文庫
それは白いぬめぬめするかがやきを持った眼であった。
雷峯怪蹟 蛇性の婬 青空文庫
わたしのあをじろむ指のさきからにげてゆく月夜の雨、毛ばだつた秋の果物のやうなふといぬめぬめとした頸をねぢらせ、なまめく頸をねぢらせ、秋のこゑをつぶやき、秋のつめたさをおさへつける。
大手拓次 藍色の蟇 青空文庫
河のようにぬめぬめした海の向うには、柔かい島があった。
林芙美子 風琴と魚の町 青空文庫
或る川底では、水流が二つになつてゐたり、ぬめぬめした藻が、晝の陽を寫して、みどりの水面に白い影を寫してゐたりした。
林芙美子 多摩川 青空文庫
編下が蛇のようにぬめぬめする。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫