悪相
あくそう
名詞
標準
evil countenance
文例 · 用例
因果差別とは、物事の表面の現れ方で、一波万波を呼び、善悪相闘い、目まぐるしい凹凸のある方面を指します。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
禰宜 気もない事、この女夜叉の悪相じゃ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
大悪相を顕じたのである。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
私はこの悪相の姿が、飛びかかって来はしまいかと思って、身構えて用心したが、しかしその姿は、吾々の存在に気がつかないのであった。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
『根本説一切有部毘奈耶』に、仏の弟子|陀夷曰く姑の過ちでない、彼の両乳の間および隠密処に黒黶と赤黶と旋毛、この三の暴悪相があるからだと教え食を受けて去った。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
雄吉は、後でその瞬間に、自分の目がどんな悪相を帯びていたかを、思い出すさえ不快であった。
— 菊池寛 『青木の出京』 青空文庫
」「成程……」と院長は気味悪相に顎を机に押しつけて了った。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
腰から上は申しわけばかりのシャツをまとい、たくましい腕にはでっかい妙な入墨をしている、見るからに悪相で、一癖も二癖もあるような白人だ。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
作例 · 標準
取り調べ室に座るその男は、いかにも犯罪に手を染めていそうな悪相をしていた。
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映画のキャスティングで、彼はその生まれ持った悪相を買われてマフィアのボス役に抜擢された。
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怒りで顔を歪めた彼の表情は恐ろしいほどの悪相となり、周囲の子供たちは泣き出してしまった。
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