緊める
しめる
動詞-一段動詞-他動詞頻度ランク #12580 · 青空 526 例
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文例 · 用例
このようにわれらの郷土日本においては脚下の大地は一方においては深き慈愛をもってわれわれを保育する「母なる土地」であると同時に、またしばしば刑罰の鞭をふるってわれわれのとかく遊惰に流れやすい心を引き緊める「厳父」としての役割をも勤めるのである。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
黒小袖の肩を円く、但し引緊めるばかり両袖で胸を抱いた、真白な襟を長く、のめるように俯向いて、今時は珍らしい、朱鷺色の角隠に花笄、櫛ばかりでも頭は重そう。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」 と杖を引緊めるやうに、胸へ取つて兩手をかけた。
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
と思ふと、引緊めるやうな、柔かな母の兩の手が強く民也の背に掛つた。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
で、腰掛に上り込んで、月の硝子窓に、骨を拔いて凍付いて居たのが、慌てて、向直つて、爪探りに下駄を拾つて、外套の下で、ずるりと弛んだ帶を緊めると、襟を引掻合せる時、袂へ辷つて宙に留まつた、大切な路銀を、ト懷中へ御直り候へと据直して、前褄をぐい、と緊めた。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
そうして手巾に(もよ)と紅糸で端縫をしたのが、苦痛にゆがめて噛緊める唇が映って透くようで、涙は雪が溶けるように、頸脚へまで落ちたと言います。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
」 三声ばかり呼ぶと、細く目を開いて小宮山の顔を見るが否や、さもさも物に恐れた様子で、飛着くように、小宮山の帯に縋り、身を引緊めるようにして、坐った膝に突伏しまする。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
夢中で居ながら、あれ、誰が来て怨む、彼が来て責める、咽喉を緊める、指を折る、足を捻る、苦しい、と七転八倒。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
作例 · 標準
新年度を迎え、緩んでいた組織の規律を緊める必要性を感じている。
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優勝を狙うために、合宿ではチームの結束をより緊めていく。
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自分の甘えを捨てて、心身ともに緊めるために座禅を組んだ。
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