送り手
おくりて
名詞
標準
sender
文例 · 用例
送り手の資格について六人の青年の間にしばらく冗談口が交わされた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
降りたての真白な雪の中に小さい棺と、それにふさはしい一群の送り手とが汚いしみを作つた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
無論脅迫状の送り手以外にだね」 藤枝がこう云つたが、ふと不安そうに、われわれ二人を見た。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
二十人ばかりの送り手もぞろぞろ歩いてゐる。
— 林芙美子 『うき草』 青空文庫
「やあ、七兵衛|親爺だ」と船長も、白雲も、こちらで笠を振る七兵衛の方へ振向くと、船上の一同もそのようにして、それからあらためて陸上の送り手と、送らるる七兵衛とを見比べていると、彼方の人数の真中に囲まれたデップリした頭領らしい男が、最後に笠を取って打振りました。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
あたかも何か悲劇が起こって、電報の送り手が言質を恐れたかのようだ。
— The Weight of the Crown 『王冠の重み』 青空文庫
筑波の山われをおくりて、翠黛の眉濃かに插秧既に終りて日をふること旬日、朝風露をわたりて更に一段の緑を添ふ。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
ふるさとに背子がおくりて。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫