一服
いっぷく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #18650 · 青空 947 例
標準
a puff
文例 · 用例
私が枡に足を蹈み込んだばかりに、肥つた四十年配の女が二人、飛び込んで来て、「ああよかつた、端ッこでもあつてこそよございました、もう五分早ければよございました、惜しいことをしました、私は今朝から一服もしません、ええでも一幕見てから一服することにいたしませう」なぞと、イキセキ切つて云ふのであつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
」 父は満足げに又一服煙管につめた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
だがその一服が終ると急に父の顔が緊つた、と思ふと楊子を棄て、それから煙草盆の抽出を閉めた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
一八の屋根に鶏鳴きて雨を帯びたる風山田に青く、車中には御殿場より乗りし爺が提げたる鈴虫なくなど、海抜幾百尺の静かさ淋しささま/″\に嬉しく、哀れを止むる馬士歌の箱根八里も山を貫き渓をかける汽車なれば関守の前に額地にすりつくる面倒もなければ煙草一服の間に山北につく。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
マー一服やって縁起を直しては。
— 寺田寅彦 『鴫つき』 青空文庫
そこで私は、時宜にも合はないおまへの陽気な顔を眺め、 かなしく煙草を吹かすのだ、一服、一服、吹かすのだ……妹よ夜、うつくしい魂は涕いて、 ――かの女こそ正当なのに――夜、うつくしい魂は涕いて、 もう死んだつていいよう……といふのであつた。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
「おかげでおいしい朝の煙草が一服吸える」 父はそこで私に珍らしく微笑みかけるのであった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
また現代世界の科学界に対する一服の緩和剤としてこれを薦めるのもあながち無用の業ではないのである。
— 寺田寅彦 『科学上の骨董趣味と温故知新』 青空文庫
作例 · 標準
仕事の合間にベランダに出て、ホッと一服する時間が彼の小さな楽しみだ。
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食事の後、食後酒を片手にゆっくりと葉巻を一服する。
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「ちょっと疲れたね、ここで一服していこうか?」と友人が声をかけた。
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古い映画の登場人物は、何かを考え込むときによくパイプを一服していた。
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標準
(short) rest
作例 · 標準
長い会議が続く中、部長は「ここで一服入れましょうか」と提案した。
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山道を登り続けること数時間、頂上近くのベンチで皆で一服した。
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集中して作業していたので、そろそろ一服して頭を休めたい。
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激しい練習の途中で、監督は選手たちに「はい、ここで一服!」と指示を出した。
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標準
one dose (of medicine or poison)
作例 · 標準
高熱が出たので、医者に処方された薬を一服飲んで布団に入った。
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風邪気味なので、おばあちゃんが作ってくれた漢方薬を一服試してみようと思う。
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昔の物語では、悪役が主人公に毒薬を一服盛る場面がよく登場する。
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この苦いお茶は、喉に良いらしいから、我慢してもう一服飲んでみようか。
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標準
(brief) lull
作例 · 標準
怒涛のような忙しさだったプロジェクトも、ようやく一服の時期を迎えた。
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激しかった雨もようやく一服し、空にはうっすらと日が差し始めた。
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経済の低迷が続いていたが、わずかながらも回復の兆しが見え、市場も一服といったところだ。
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長時間続いた議論も、お茶の時間となり一時一服となった。
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