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涼秋

りょうしゅう
名詞
1
標準
cool autumn
文例 · 用例
蘭軒が長崎にあつてこれに和した詩は、「風露清涼秋半天」云々の七律である。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
「山園雑興」の七律に、「病余只苦此涼秋」の句がある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
時は涼秋九|月、処は北海山中の無人境、篝火を焚く霜夜の天幕、幕の外には立聴くアイヌ、幕の内には隼人の薩摩壮士が神来の興まさに旺して、歌|断ゆる時四絃続き、絃黙す時|声謡い、果ては声音一斉に軒昂嗚咽して、加之始終斗満川の伴奏。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
」と題する七律に「涼秋八月蓼花天。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
」〔涼秋八月蓼花ノ天/一笑シテ相逢フハ亦偶然〕の語を見る。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
というのは――その年の雨季もすぎ、炎暑の夏もこえて、ようやく涼秋の八月になりかけた頃、半兵衛重治の病がどっと重くなって、もう今度は二度と、その病骨に、鎧具足もまとえまいと思われるような容体に陥ったことであった。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫
涼秋の八月、再び三人して、五台山の月を見よう」「おさらば」「気をつけて」「お互いに」 三名は三方の道へ、しばし別離の姿をかえりみ合った。
桃園の巻 三国志 青空文庫
初夏、麦を踏んで意気衝天の征途につき、涼秋八月、満身創痍の大敗に恥を噛んで国へ帰る将士の気持としては、あながち誇張のない表現かもしれない。
草莽の巻 三国志 青空文庫
作例 · 標準
残暑もようやく落ち着き、朝晩の風に涼秋の気配を感じる季節となりました。
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涼秋の夜長には、虫の音を聞きながら静かに読書を楽しむのが私のささやかな贅沢だ。
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庭の紅葉が少しずつ色づき始め、涼秋の訪れを静かに告げている。
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