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客舎

きゃくしゃ異読 かくしゃ
名詞
1
標準
hotel
文例 · 用例
駒ヶ岳の麓、台ヶ原の客舎に昼餐を了りたる束の間に、禿筆を舐ぶりて偶感を記す、その文を成さざる、冀くは我が興の高きを妨ぐるなからむ。
小島烏水 山を讃する文 青空文庫
今私は浅間山のふもとの客舎で、この原稿を書きながらうぐいすやカッコウやホトトギスやいろいろのうたい鳥の声に親しんでいる。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
永楽帝既に崩じ、建文帝|猶在り、帝と史彬と客舎相遇い、老実貞良の忠臣の口より、簒国奪位の叔父の死を聞く。
幸田露伴 運命 青空文庫
我がリヒヤード・ワグネルも亦、愛妻ミンナと愛犬ルツスを率ゐ、飄然として祖国を去つて巴里に入るや、淋しき冷たき陋巷の客舎にありて具さに衣食の為めに労苦を嘗めぬ。
石川啄木 閑天地 青空文庫
まさに一の客舎を作り、在家出家の人を意に任せて宿止せしめ、中において択び取らんと。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
されば姓氏を重んずる支那でも、〈田常斉の国中の女子|長七尺以上なるを選み後宮と為す、後宮百を以て数え、而して賓客舎人の後宮に出入する者を禁ぜざらしむ、常卒するに及び七十余男あり〉。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
(大正8・9「新小説」) この紀行は大正八年の夏、パリの客舎で書いたものである。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
この紀行は大正八年の夏、巴里の客舎で書いたものである。
岡本綺堂 ランス紀行 青空文庫
作例 · 標準
旅の疲れを癒すため、古びた街道沿いの客舎に一夜を明かすことにした。
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ここは昔ながらの趣を残す客舎で、静かで落ち着ける。
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「お部屋にご案内します」と、主人が古風な客舎の廊下を歩いていく。
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城下町には、旅人をもてなすための立派な客舎がいくつかあった。
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