表裏
ひょうり異読 おもてうら
名詞頻度ランク #29869 · 青空 363 例
標準
front and back
文例 · 用例
表裏に廻り、左右から見直しても、「あなたこなたも同じ姿」の八字の輪廓と、円錐の形式とは、連嶺構造の山と、鋭利に切り込まれた深谷を見た目からは、浅いものに見せるかも知れぬ。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
欧洲アルプスの山岳の概して三角形をしているのは、氷河が山の表裏や側面に向って整斉的に作用したからで、その斧痕は岩壁に示されている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
今連句歌仙の三十六句をたとえば(表六句)(裏と二の表裏合わせて二十四句)(名残の裏六句)と分けて、これを三部形式あるいはソナタ形式にたとえてみることもできないことはないが、この対比はそれほど適切とは思われない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
表裏、反覆、とにかくながら、対手が笑ったから、話は済んだ、と思ったのである。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
』『さあ、まあイーハトヴの冬の着物の上に、ラツコ裏の内外套ね、海狸の中外套ね、黒狐表裏の外外套ね。
— 宮沢賢治 『氷河鼠の毛皮』 青空文庫
起伏表裏がありながら、また最後に認め合うものを持つ二人の交際は、縄のように絡み合い段々その結ぼれを深めた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
たとえ短時日でも隣人として朝夕の不用意のうちにその人の多方面を見ることは、主客、友人として特定時間内に何年逢って居るよりも何程か多くその人の表裏全幅を知悉し得ると云えよう。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
」 新吉の日本の妻にさえ嫉妬する夫人が眼の前の此の娘の出現にこんなに無関心で居られる――娘といい、夫人といい、巴里の女の表裏、真偽を今更のように新吉は不思議がった。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
作例 · 標準
この布地は表裏が同じデザインなので、どちらを外側にしても使える。
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封筒の表裏を確認してから、宛名と差出人を書き込んだ。
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メダルの表裏には、それぞれ異なるシンボルが刻印されている。
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標準
duplicity
作例 · 標準
彼は表裏のある性格で、上司の前では愛想がいいが部下には厳しい。
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政治の世界では、言葉と行動に表裏があるのは珍しいことではない。
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彼女の親切な態度の裏に何か下心があるのではないかと、表裏を疑ってしまう。
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