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幾ばくか

いくばくか
名詞-の形容詞
1
標準
some
文例 · 用例
その草はと目を移すと、なほ幾ばくかの穂を止めたえのころぐさであつた。
木下杢太郎 本の装釘 青空文庫
さび静まった其の地上にぱっと目立つかんなやしおらしい夏草を供えた新古の墓石や墓標が入り交って人々の生前と死後との境に、幾ばくかの主張を見せているようだ。
岡本かの子 かの女の朝 青空文庫
マリウチアが持ちたる嚢には、猶銀幾ばくかある。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
「君に歸るべき家があり、耕作すべき幾ばくかの土地が保證されてゐるといふことが、君にそんな贅澤な望みも起させたんだ。
島木健作 生活の探求 青空文庫
日が昇ると、警官がすでに冷たくなった彼女と遺書二通に五円と幾ばくかが入った財布(むろん自分を埋葬してもらうに足る金銭)を発見した。
一つの追憶 勇子 青空文庫
出来なければ九円でも八円でもよろしく、これはひと興行終りますれば良人の手にも幾ばくかの金が入ります故、是非にでもおかえし申しますれば、御安気下され度。
矢田津世子 旅役者の妻より 青空文庫
東京空中宣伝会社から、こちらの地域の代理人として幾ばくかの手当は受取り、それも彼の重要な収入になつてゐるのだらうが、表向の商売は別にあるし、その他多くの副業も営んでゐるのである。
武田麟太郎 日本三文オペラ 青空文庫
ポケットに幾ばくかの給料があつた。
武田麟太郎 現代詩 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
幾ばくか(いくばくか) — 幻辞.com