素地
そじ異読 そち
名詞頻度ランク #28384 · 青空 187 例
標準
makings (of)
文例 · 用例
私の父は潔癖家で、毎朝、自分の使う莨盆の灰吹を私に掃除させるのに、灰吹の筒の口に素地の目が新しく肌を現すまで砥石の裏に何度も水を流しては擦らせた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
これは、取りも直さず、これらの諸作家が平常の如何に関らず戦争に際して、動員され得るだけの素地を持っていたことを物語るものである。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
開け放された裏の出入口からは、機械鋸と軸素地剥機が、歯を削るように、ギリ/\唸っていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
彼は、大根ナマスのように、白楊の素地が軸刻機にきざまれて軸木の山が出来て行く、刻作業部を通りぬけて、用材置場から、薄暗い兵士のいない宿舎をちょっとのぞいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」「對手が、素地で、初と來てるから、そこは却つて苦しみさな。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
▲無政府團體 幸徳が渡米した當時は未だ無政府黨と云ふ程では無かつたやうだが、着後直に前記各國人から成る社會主義乃至無政府黨的團體を歴訪して非常に歡迎されたものだ、元來クロポトキン等を學んで頭の素地が出來て居た處だから、此種の人間と交際を重ねて居る間に徐々渠の頭腦が虚無的に傾いて來た事は爭はれない。
— 石川啄木 『日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象』 青空文庫
その上、癡言を吐け、とお叱りを受けようと思いますのは、娼妓でいて、まるで、その婦が素地の処女らしいのでございます。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
あゝ、わたくしの人並ならぬ生の憩い、それは生活に於ては河沿いの土に起き臥し、こゝろに於ては謎の性質のいく重ねの層を経潜って、この程では、たゞ「謎々なあに、照る日にからかさ」というような稚純極まる心田の素地に朝夕をあくがれ遊ぶ身の上になってまいりました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
彼女には、世界的なピアニストになるための素地が十分に備わっている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
この成功は、長年にわたる地道な努力という素地があってこそ、成し遂げられたものだ。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
新しい事業を成功させるためには、まずしっかりとした市場調査という素地作りが不可欠だ。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
標準
groundwork
作例 · 標準
その画期的な理論は、後の科学技術発展の素地となった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
成功の素地を築くためには、諦めない心と努力を続ける意欲が大切だ。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
この地域は、多様な文化が融合し、新しい芸術が生まれる素地を育んでいる。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite