燃え立つ
もえたつ
Godan verb with 'tsu' ending動詞-自動詞
標準
to blaze up
文例 · 用例
中原〔逐〕鹿三十年、恩怨無別星花転、転と来て転句だ……おゝ何といふ向ふの眼、燃え立つやうな憎悪である。
— 宮沢賢治 『疑獄元兇』 青空文庫
(燃え立つ焔に包み取られて外道の論師は再び大地に没する。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
」 やがてお千世が着るようになったのを、後にお孝が気が狂ってから、ふと下に着て舞扇を弄んだ、稲葉家の二階の欄干に青柳の糸とともに乱れた、縺るる玉の緒の可哀を曳く、燃え立つ緋と、冷い浅黄と、段染の麻の葉|鹿の子は、この時見立てたのである事を、ちょっとここで云って置きたい。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
しばらくして、その半眼に閉じた目は、斜めに鳴鶴ヶ|岬まで線を引いて、その半ばと思う点へ、ひらひらと燃え立つような、不知火にはっきり覚めた。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
パッと燃え立つ毛氈に。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
黄金を溶す炎のごとき妙義山の錦葉に対して、ハッと燃え立つ緋の片袖。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
けれども未亡人の燃え立つような美しさと、その眼に籠めた情火に打たれて意気地なくうなだれた。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
けれども姉はそんなに手きびしく断られるといよいよ総身が燃え立つように欲しくなり、妹に較べておとなしいとはいうものの、普段おとなしい子こそ思いつめた時にかえって残酷のおそろしい罪を犯す。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
作例 · 標準
東の空が朝焼けで赤々と燃え立ち、新しい一日の始まりを神々しく告げた。
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枯れ枝に火を近づけると、一気に勢いよく炎が燃え立った。
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彼の瞳には、困難な目標を達成しようとする強い意志が燃え立っていた。
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