踏み潰す
ふみつぶす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to trample
文例 · 用例
栗毛蟲は強くしがみついて容易に離れないのを太一は氣長に叩いて落ちたのを足で踏み潰す。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
と書きおわってグベルナチス伯の『動物譚原』二の六八頁を見るに、ガネサは足で鼠を踏み潰すとある故、ますます自見の当れるを知った。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
よこさねばお前らを踏み潰すぞとおどかした。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
栗の花が枝から垂下る時分には、銀さんが他の大きな子供と一緒にあの枝から栗蟲を捕つて來たものですが、それを踏み潰すと、緑色の血が流れます。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫
真を発揮するの結果、美を構わない、善を構わない、荘厳を構わないまではよいが、一歩を超えて真のために美を傷つける、善をそこなう、荘厳を踏み潰すとなっては、真派の人はそれで万歳をあげる気かも知れぬが美党、善党、荘厳党は指を啣えて、ごもっともと屏息している訳には行くまいと思います。
— 夏目漱石 『文芸の哲学的基礎』 青空文庫
その辺の人々を踏み潰すかも分りませんでした。
— ――近代説話―― 『水甕』 青空文庫
苔のない柔い地面から匐い出している蚯蚓を、庭下駄に踏み潰すまいとしてひょいと飛び越すと、すぐ眼の前の茂みから、親指大の赤い椿の蕾が覗いていた。
— 豊島与志雄 『人の国』 青空文庫
気をつけないと、足の裏で豆を踏み潰す恐れがある上に、人のいない天井裏を無益に響かすのが苦になったからである。
— 夏目漱石 『満韓ところどころ』 青空文庫
作例 · 標準
道路の真ん中に落ちていた空き缶を、通りかかったトラックが完全に踏み潰していった。
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うっかり床に落としたメガネを自分で踏み潰してしまい、レンズが粉々になった。
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キャンプ場で靴を履こうとしたら、中にいた大きなクモを踏み潰しそうになって悲鳴を上げた。
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