迷う
まよう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞頻度ランク #9827 · 青空 3345 例
標準
to lose one's way
文例 · 用例
戸袋のすぐ横に、便所の窓の磨硝子から朧な光のさすのに眼をうつすと、痩せたやもりが一疋、雨に迷う蚊を吸うとてか、窓の片側に黒いくの字を画いていた。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
墓前花堆うして香煙空しく迷う塔婆の影、木の間もる日光をあびて骨あらわなる白張燈籠目に立つなどさま/″\哀れなりける。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
こゝは稍静かなれど紅塵ようやく深く鉄道構内の煤煙風に迷うもうるさし。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
白剥山の入口などは、解らなくて、森の中を一行が、離れ離れに迷うばかり、滝上りまでもやった、一時は絶望に近かった、しかし山腹に辿りついてからは、去年の路が、微かに見分けが出来た、頂は存外変りがなかった。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
もっとも私自身も郵便を投函する必要のあるとき自動車の運転手に「郵便函があったら留めてくれ」といおうか「ポストがあったらストップしてくれ」といおうか、どっちがよくわかるだろうかと咄嗟に迷うことがある。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
案内人なしにいい加減な道を歩いていると道に迷うてとんでもない災難に会わなければならない。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
もし問題の分析をせずに研究すればいつまでたっても要領を得ないで五里霧中に迷うような事になってしまう。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
しかしその二つの世界の限界を定めようとする時にドーミエーやゴヤやロートレークの或る作物をいずれの領分に配していいかを決定するのに迷うのである。
— 寺田寅彦 『漫画と科学』 青空文庫
作例 · 標準
複雑な構造の地下街で出口が分からなくなり、小一時間も迷ってしまった。
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スマートフォンの地図アプリを頼りにしていたが、電波が届かず道に迷った。
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初めて訪れる海外の街で、言葉も通じず迷ってしまうのは心細いものだ。
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標準
to waver
作例 · 標準
メニューのどれもが美味しそうで、注文を決めるまでに随分と迷った。
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会社を辞めて起業するかどうか、彼は半年以上も迷い続けている。
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「どっちのドレスが似合うかな?」「うーん、どっちも素敵で迷っちゃうね」
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標準
to be captivated (by)
作例 · 標準
彼女のミステリアスな微笑みに心を迷わされ、彼は仕事が手につかなくなった。
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美しい調べに聞き惚れているうちに、現実を忘れて音楽の世界に迷い込む。
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派手な広告のキャッチコピーに迷わされて、ついつい不要な物を買ってしまった。
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標準
to linger (of a departed soul)
作例 · 標準
この屋敷には、成仏できずに迷っている主人の霊が出るとの噂がある。
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彼は非業の死を遂げた友人の魂が、まだこの場所を迷っているのではないかと案じた。
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供養を疎かにすると、故人の魂が迷うことになると古くから信じられている。
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