采配
さいはい
名詞頻度ランク #17625 · 青空 261 例
標準
baton (of command)
文例 · 用例
大勢の踊手が密集した方陣形に整列して白刃を舞わし、音楽に合せて白刃と紙の采配とを打合わせる。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
その度ごとに采配が切断されてその白い紙片が吹雪のように散乱する。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
米良は沈黙のうちに人間の傾斜しすぎた賭博心と、彼のしどろもどろの現状が今なお正装した外観のなかに采配を振るのを感じた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
家族一同業務に就くときは、主人は背広服を着て事務所へ、主婦は茶の間で家事の采配、子供は学校、書生さんは取次ぎかたがた勉強、めいめい平等方面を引込まして差別方面だけ働かす場合です。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
もしこの場合平等性もいいといって一同茶の間へ集って家事の采配を揮ったら一家は立ち行かなくなるでしょう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
……私はそこへ手水鉢なんぞじゃない、摺鉢と采配を両手に持って、肌脱ぎになって駆込んで驚かしてやったものを。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
臺所の豪傑儕、座敷方の僭上、榮耀榮華に憤を發し、しや討て、緋縮緬小褄の前を奪取れとて、竈將軍が押取つた柄杓の采配、火吹竹の貝を吹いて、鍋釜の鎧武者が、のん/\のん/\と押出したとある……板の間ヶ|原や、古戰場。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
鉄騎十万ラインを圧して南下したるの日、理想と光栄の路に国民を導きたる者は、普帝が朱綬の采配に非ずして、実にその身は一兵卒たるに過ぎざりし不滅の花の、無限の力と生命なりしに候はずや。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
作例 · 標準
監督が采配を振るって選手を鼓舞した。
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オーケストラの指揮者が采配を美しく操る。
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その将軍の采配は、戦況を大きく変えた。
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標準
order
作例 · 標準
イベントの采配はすべて彼に任されている。
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プロジェクトの采配には経験豊富なリーダーが必要だ。
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会社の采配次第で、社員の士気も変わる。
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ウィキペディア
采配(さいはい)とは戦場で軍勢を率いる際に用いた指揮具。1尺ほどの柄に千切りの紙片や獣毛(犛〈はぐま〉の毛という、白旄)などを細長く垂らしたもので、振って合図を送るために用いられた。
出典: 采配 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0