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胴乱

どうらん
名詞
1
標準
vasculum
文例 · 用例
それからまた胴乱と云って桐の木を刳り抜いて印籠形にした煙草入れを竹の煙管筒にぶら下げたのを腰に差すことが学生間に流行っていて、喧嘩好きの海南健児の中にはそれを一つの攻防の武器と心得ていたのもあったらしい。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
とにかくその胴乱も買ってもらって嬉しがっていたようである。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
背戸から廻って来たらしい、草鞋を穿いたなりで、胴乱の根付を紐長にぶらりと提げ、銜煙管をしながら並んで立停った。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
中学校へはいってからは、校規のきびしい学校でしたので、おしゃれも仲々むずかしく、やけくそになって、ズボンの寝押しも怠り、靴も磨かず、胴乱をだらんとさげて、わざと猫背になって歩きました。
太宰治 おしゃれ童子 青空文庫
疾く白媼が家へ行かっしゃい、借がなくば、此処へ馬を繋ぐではないと、馬士は腰の胴乱に煙管をぐっと突込んだ。
泉鏡花 薬草取 青空文庫
彼は多年の経験によって獣の通って往きそうな場所を考えて、手探りで係蹄を仕掛け、傍の岩の陰へ腰をおろして肩にしていた鉄砲を立て掛け、腰の胴乱から煙管を出して煙草を詰め、火縄の火を移して静に煙草を喫みながら獣の来るのを待っていた。
田中貢太郎 山の怪 青空文庫
半兵衛は朝の餌を探しに来る獣がもう動きだす時刻だと思ったので、煙管を胴乱に収めてしっかりと腰に差し、立て掛けてあった鉄砲を隻手に持って何時でも撃てるように身がまえをした。
田中貢太郎 山の怪 青空文庫
背戸から廻つて来たらしい、草鞋を穿いたなりで、胴乱の根付を紐長にぶらりと提げ、啣煙管をしながら並んで立停つた。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
作例 · 標準
植物採集家は、採った標本を入れるための胴乱を背負って山を歩いた。昔の探検家みたいだ。
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古い民具の展示で、野山で採集した薬草などを入れるための胴乱を見た。実用的で趣があるね。
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古道具市で、古い革製の胴乱を見つけた。何が入っていたのだろうか?気になるところだ。
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2
標準
satchel
作例 · 標準
学生時代、教科書やノートを入れるために、父が作ってくれた胴乱を愛用していた。丈夫で使いやすかったな。
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旅の途中で、貴重品を入れるのにちょうど良いサイズの革の胴乱を見つけた。これなら肌身離さず持っていられる。
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この和装に合うように、手作りの胴乱を探しているんだ。和小物として素敵だよね。
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ウィキペディア曖昧さ回避

胴乱(どうらん) 日本古来の小型のかばんの呼び名。筒卵とも表記される。多くは革製で、薬品・印章等の貴重品の携行や、火縄銃の火薬保存ケースとして用いられた。 上記に由来する、大日本帝国海軍における弾薬盒の通称。 上記に由来する、植物標本収集用のブリキ製肩掛けかばんの通称。植物採集#道具を参照。 日本における、鉄道の乗務員が携行するかばんの通称。車掌#車掌の業務を参照。 ドーランの当て字。

関連項目
出典: 胴乱 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0