応分
おうぶん
形容動詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #38362 · 青空 52 例
標準
according to one's abilities
文例 · 用例
それで全国民は函館罹災民の焦眉の急を救うために応分の力を添えることを忘れないと同時に各自自身が同じ災禍にかからぬように覚悟をきめることがいっそう大切であろう。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
諸君よ、もし諸君が菓子|饅頭を買うの余裕あるならば、この国家的大事業なる南極探検に応分の寄付なし給い。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
それからまた永い事かゝつて、それらの全部の歌を善いのも悪いのもその儘に一応分類して見た。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
大観は一枚二万五千円、二十枚合計五十万円を陸海軍へ献金するための制作であつたが、かうした大観の政治性と、芸術家としての大観の芸術性とを一応分離して考へてみたい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
雄吉は、吉岡が何のためにそんな事を、訊くのだか分らなかったが、多分吉岡自身応分の金を出して呉れるのだろうと思ったので、「蒐めようと云う計画もあるのだが……」と、答えた。
— 菊池寛 『神の如く弱し』 青空文庫
治ったら応分に出せいうとります。
— 菊池寛 『屋上の狂人』 青空文庫
その背景が大したもので、東京にいる有為の青年画家をことごとく引き上げて、ことごとく応分の技倆を振るわしたようなことになる。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
マルクス主義文学の作品の場合に、政治的価値と芸術的価値とを対立させたやうに、いはゆる大衆文学の作品の場合には、商業的価値と芸術的価値とを一応分離して対立させなければ、文学作品の大衆性といふ問題を十分に理解することは不可能であると考へるに至つた。
— 平林初之輔 『商品としての近代小説』 青空文庫
作例 · 標準
例句