食い物屋
くいものや
名詞
標準
eatery
文例 · 用例
そこらで蕎麦でも手繰ろう」 二人は堤下へ降りて食い物屋をさがした。
— お照の父 『半七捕物帳』 青空文庫
いずれはどこかそこらの食い物屋でしょうね」「お手のすじさ。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
おいらが食い物屋と縁が切れたら冥土へちけえよ。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
あのお稲荷様は立花様の下屋敷にあって、一時ひどく廃れていたんですが、どういう訳かこの年になって俄かに繁昌して、近所へ茶店や食い物屋がたくさんに店を出して、参詣人が毎日ぞろぞろ押し掛けるという騒ぎでしたが、一年ぐらいで又ぱったりと寂しくなりました。
— 筆屋の娘 『半七捕物帳』 青空文庫
それでなけりゃあ土地の者が浮かばれませんよ」「そうだろうな」 柳原|堤の夏柳を横に見ながら、二人は西両国へ行き着くと、橋の修繕はなかなかの大工事であるらしく、その混雑のために広小路の興行物はすべて休業で、職人や人足を目あての食い物屋ばかりが繁昌していた。
— 金の蝋燭 『半七捕物帳』 青空文庫
早いはなしが、食い物屋へ出かける。
— 黄と白の群像 『踊る地平線』 青空文庫
明日からパリの食い物屋みな一斉にストライキだから、買い込んで来たんだ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
私たちは町はずれまで歩いて、とある食い物屋の川沿いの座敷で昼食を取った。
— 谷崎潤一郎 『吉野葛』 青空文庫