力攻め
ちからぜめ
名詞
標準
disregarding strategy and using brute force
文例 · 用例
剣の名人必ずしも、戦場では役に立たないと云う説を成す人がいるが、必ずしもそうではない、寄手力攻めになしがたきを知り、抑えの兵を置きて、東山道を上ったが、関ヶ原の間に合わなかった。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
板倉内膳正は、十二月十日の城攻めに、手痛き一揆の逆襲を受けて以来、力攻めを捨てて、兵糧攻めを企てた。
— 菊池寛 『恩を返す話』 青空文庫
家康の懐刀藤堂高虎に書簡を送り、九州の三成党を独力攻め亡してみせるから、攻め亡したぶんは自分の領地にさせてくれ、倅は家康に附し上国に働いてゐるから、倅は倅で別の働き、九州は俺の働きだから恩賞は別々によろしく取りなしをたのむ、といふ文面。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
「あの十津川と申します土地は、嶮岨ならびなき地ではあり、郷民と申せば勇猛の者ばかり、力攻めにいたしましたら、五万八万の衆徒をもってしましても、従えますこと困難にござります。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
その無智な頑固さを見て取ると、力攻めで急に口を開けさせるわけには行かないと見たか。
— 活き佛 『錢形平次捕物控』 青空文庫
その無智な頑固さを見て取ると、力攻めで急に口を開けさせるわけには行かないと見たか、「八、気の毒だがこれからすぐ三浦屋へ行ってくれ。
— 活き仏 『銭形平次捕物控』 青空文庫
いたずらに、力攻めして兵を損傷するには当らん」 十三日の総攻撃以後、寄手は求めて血みどろになることを熄めてしまった。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
いかなる犠牲も惜しまずと申すなればべつですが」 寄手の一将、河尻肥前守は、中将信忠のまえに出て、余りな力攻めの無理と、過大な犠牲をここで払うことの非を説いた。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
劣勢になったチームは、後半から力攻めに転じた。
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彼は将棋で、定石を無視してひたすら力攻めをするのが得意だ。
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相手の防御が固い時は、時には力攻めも有効な戦術となる。
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