辛労
しんろう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
hardships
文例 · 用例
学校にありがちな大小の事件のために彼の健康には荷の勝った辛労もあったようである。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
「長い間御辛労をかけましたが、事件も愈々今日でお仕舞となりました。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
夜の楽しさを思えば、昼間の辛労の如き、ものの数ではなかったからである。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
且つはまた、老人が、工夫、辛労、日頃の思が、影となって顕れた、これでこそと、なあ。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
声が籠つて空へ響くか、天井の上――五階のあたりで、多人数のわや/\もの言ふ声を聞きながら、積日の辛労と安心した気抜けの所為で、其まゝ前後不覚と成つた。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
劇詩若し劇界の外に於て充分の読者を占有する事を得ば、或は不可なからむ、然れども若し塲に上せられんとするに於ては、必らず幾多の不都合を生じて、之が為に折角の辛労を水泡に帰するが如き事、間々あるべし。
— 北村透谷 『劇詩の前途如何』 青空文庫
貧乏というものは辛労いもので、妻子が飢え死によるのを見ると気に入らん奴の世話にでもなりとうなるものじゃ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
シロ(辛労)しかろうなあ」 と眼をしばたたいた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年の辛労の末、ついに自分の夢を実現させた。
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祖父母は戦争中の辛労を語り、平和の尊さを教えてくれた。
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多くの辛労を乗り越えてきたからこそ、今の成功があるのだ。
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