旧主
きゅうしゅ
名詞
標準
former lord
文例 · 用例
旧主人の角川家の前も通った。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
彼はアルサス、ローレンの歴史を研究した末、此二州は元々独乙のものであつたのだから、戦勝後は当然旧主の手に帰るべきものだといふ説を発表した。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
将門傾国の謀を萌すと雖、何ぞ旧主を忘れんや。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
……旧主人の後室様がお跣足でございますから、石松も素跣足。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
既にしてわたくしはこの家の旧主人小倉が後に名を是阿弥と云ったことを知った。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
倉沢の家は旧幕府の旗本で、維新の際にその祖父という人が旧主君の供をして、静岡へ無禄移住をした。
— 岡本綺堂 『西瓜』 青空文庫
殊においねは旧主人をかさにきて、とかくに亭主を尻に敷く形があるので、権七はいよいよ気がさして来た。
— 岡本綺堂 『穴』 青空文庫
幕府が瓦解の後、久住は無禄移住を願い出て、旧主君にしたがって駿府(静岡)へ行ったので、陪臣の箕部もまたその主君にしたがって駿府へ移ったが、もとより無禄というのであるから、どの人もなにかの職業を求めなければならない。
— 岡本綺堂 『有喜世新聞の話』 青空文庫
作例 · 標準
家臣たちは、旧主の恩を忘れず、新しい領主にも忠誠を誓った。
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彼は故郷を訪れるたびに、旧主が暮らしたという屋敷に立ち寄る。
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旧主の遺品が発見され、その歴史的価値について議論が交わされた。
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