新主
しんしゅ
名詞
標準
文例 · 用例
かくて、私は思ふに、それら新主義新主張は何の実質的な意義もないであらう。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
さるを現今様々なる新主義新主張の提唱者等は、生産の形式で芸術を展開しようといふ、徒な欲求を持する者ではあるまいか。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
これはこれ辱なくも難有くも日本文明の一原素ともなるべき新主義と時代|後れの旧主義と衝突をするところ、よくお眼を止めて御覧あられましょう。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
特に、近來、文壇並びに思想界に於いて、新主義運動の急先鋒であること。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
新主義を主張するだけ、僕は大膽に古人の説をも採否するつもりだ。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
此年の元旦は、阿部家に於ては、新主正弘の襲封初度の元旦であつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
阿部家では新主伊予守|正教が八月に入国した。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
長坂、跡部共に、新主勝頼の寵を誇って専断多かった事は事実らしいが、必ずしも武田家を想わざる小人輩とは為し難い。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫