着座
ちゃくざ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
taking a seat
文例 · 用例
四五年前の与謝野家の歌会の時、その座のクインであった晶子夫人が、着座しばらくにして、上躯を左方に退き膝を曲げてその下から一脚を曲げて右方へ出されました。
— 岡本かの子 『女性の不平とよろこび』 青空文庫
通された一同其処へ着座する。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
ははあ、膝栗毛時代に、峠路で売っていた、猿の腹ごもり、大蛇の肝、獣の皮というのはこれだ、と滑稽た殿様になって件の熊の皮に着座に及ぶと、すぐに台十能へ火を入れて女中さんが上がって来て、惜し気もなく銅の大火鉢へ打ちまけたが、またおびただしい。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
縁側には取り調べを命ぜられた与力が、書役を従えて着座する。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
その中央に黄金の鼻輪に繋がれて引き出されたのが、今日の被告ダメス王の鼻で、その背後には同じ王の眉と眼と口と耳とが証人として出廷着座しております。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
王の着座するや、其頭には金色に塗りて更にまた彩りたる鷄卵を並べて作れる笠を冠として戴かせ、其手には「マケロニ(麪類の名)つけたる大いなる玩具の柄つきの鈴を笏として持たせたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
この日に家康は翠色の装束をして、上壇に畳を二|帖敷かせた上に、暈繝の錦の茵を重ねて着座した。
— 森鴎外 『佐橋甚五郎』 青空文庫
三四郎は自分がいかにもいなか者らしいのに気がついて、さっそく首を引き込めて、着座した。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
作例 · 標準
開演のブザーが鳴り、観客は一斉に着座した。
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面接室に入ると、まず「お着座ください」と促された。
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会議が始まる前に、各自指定された席に着座する。
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