質店
しちてん異読 しちみせ
名詞
標準
pawnshop
文例 · 用例
そんなある日|堯は長らく寄りつかなかった、以前住んでいた町の質店へ行った。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
堯は番頭の言葉によって幾度も彼が質店から郵便を受けていたのをはじめて現実に思い出した。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
お君にそれを知らさなかった金助も金助だが、お君もまたお君で、そんなもの私には要用おまへんと質店|主人の申出を断り、その後、家柄のことなぞ忘れてしまった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
君枝はますます訳がわからなかったが、帰り途、朋輩の春井元子の口からきいて、はじめて、主任が自分に大西質店へ行けと言った意味などが腑に落ちた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
その夜、近くの大西質店の主人が大きな風呂敷を持ってやってき、おくやみを述べたあと、「じつは先達てお君はんの嫁入りの時、支度の費用やいうて、金助はんにお金を御融通しましてん。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
季が父の称を襲いで権右衛門と云い、質店の主人となったと云う。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
お召のコートと、羽織と、瓦斯の矢絣の単衣物と、女持のプラチナの腕時計の四点を、合計十八円也で、昨日と、一昨日の二日にわけて、筥崎|馬出の三桝質店に入れたものである。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
それは彼の常取引の質店であった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
作例 · 標準
駅前の古い質店のショーウィンドウには、高級ブランドのバッグや時計が所狭しと並んでいる。
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急な出費で困った彼は、質店に飛び込んで大事な楽器を担保に現金を借りた。
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最近の質店は、昔のような暗いイメージはなく、明るい照明のクリーンな店舗が増えている。
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