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端艇

たんてい
名詞
1
標準
(small) boat
文例 · 用例
鐘が淵紡績の煙突草後に聳え、右に白きは大学のボートハウスなるべし、端艇を乗り出す者二、三。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
端艇|涯をはなるれば水棹のしずく屋根板にはら/\と音する。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
欄下の溜池に海蟹の鋏動かす様がおかしくて見ておれば人を呼ぶ汽笛の声に何となく心|急き立ちて端艇出させ、道中はことさら気を付けてと父上一句、さらば御無事でと子供等の声々、後に聞いて梯子駆け上れば艫に水白く泡立ってあたりの景色廻り舞台のようにくる/\と廻ってハンケチ帽子をふる見送りの人々。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
いつの間にか船首をめぐらせる端艇小さくなりて人の顔も分き難くなれば甲板に長居は船暈の元と窮屈なる船室に這い込み用意の葡萄酒一杯に喉を沾して革鞄枕に横になれば甲板にまたもや汽笛の音。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
端艇へ飛びのってしゃがんで唾をすると波の上で開く。
寺田寅彦 高知がえり 青空文庫
甲板へ上がってボーイに上等はあいているかと問うとあいているとの事、荷物と帽を投げ込んで浜を見ると、今端艇にのり移ったマントの一行五、六人、さきの蝶々髷の連中とサヨーナラといっているのが聞える。
寺田寅彦 高知がえり 青空文庫
碇を下ろして皆端艇へ移る。
寺田寅彦 高知がえり 青空文庫
(明治四十年十月十五日『東京朝日新聞』)         二十      ボートレースに無線電話 今年の七月、北米の大湖エリーの水上で端艇競漕のあった時、その時々刻々の景況を陸上に報ずるためテルマと名づくる小蒸気船に無線電話機を載せて現場に臨ませた。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
作例 · 標準
荒れる海で、小さな端艇が波にもまれながら進んでいく。
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救命訓練の一環として、端艇の漕ぎ方を学んだ。
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難破船から脱出した乗組員たちは、端艇に乗って無事に救助された。
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