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安静

あんせい
名詞形容動詞頻度ランク #23392 · 青空 352
1
標準
rest
文例 · 用例
その近頃に発表した論文によると、この薬剤に酸素を混じて試験用の動物に吸入させてみたが一時間ほどごく安静に魔睡し、睡りからさめる時も速やかに醒め切って、エーテルやクロロホルムのようにさめ際の悪いようなことがなかったそうである。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
今度のノーベル・プライズのために不意打ちをくらった世間が例のように無遠慮に無作法にあのボーアの静かな別墅を襲撃して、カメラを向けたり、書斎の敷物をマグネシウムの灰で汚したり、美しい芝生を踏み暴したりして、たとえ一時なりともこの有為な頭の安静をかき乱すような事がありはしないかというような気がする。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
(昭和四年八月『東京朝日新聞』)      二 地図をたどる 暑い汽車に乗って遠方へ出かけ、わざわざ不便で窮屈な間に合せの生活を求めに行くよりも、馴れた自分の家にゆっくり落着いて心とからだの安静を保つのが自分にはいちばん涼しい銷夏法である。
寺田寅彦 青空文庫
絶対安静の病床で一カ月も米杉の板を張った天井ばかりを眺めて暮した後、やっと起きて坐れるようになって、窓から小高い山の新芽がのびた松や団栗や、段々畑の唐黍の青い葉を見るとそれが恐しく美しく見える。
黒島傳治 海賊と遍路 青空文庫
そしていつかそれに気がついてみると、栄養や安静が彼に浸潤した、美食に対する嗜好や安逸や怯懦は、彼から生きていこうとする意志をだんだんに持ち去っていた。
梶井基次郎 冬の日 青空文庫
それだから、頭を打ったと思ったらたとえ気分に変わりがないと思っても、絶対安静にして、そうして脈搏を数えなければならないそうである。
寺田寅彦 鎖骨 青空文庫
パラパラ、頁をめくっていって、ふと、「汝もし己が心裡に安静を得る能わずば、他処に之を求むるは徒労のみ。
太宰治 八十八夜 青空文庫
その時に、私は静かに眼を開き安静な気持ちで受験番号や名前も書き入れ、問題の解答を書き進めて行きました。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日安静について考えている。
安静という言葉は日本語で重要だ。
彼は安静の意味を理解している。
この文には安静が含まれている。