海南
かいなん
名詞頻度ランク #30247 · 青空 35 例
標準
island in the southern sea (esp. Shikoku)
文例 · 用例
大阪にて海南学校出らしき黒袴下り、乗客も増したり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
それからまた胴乱と云って桐の木を刳り抜いて印籠形にした煙草入れを竹の煙管筒にぶら下げたのを腰に差すことが学生間に流行っていて、喧嘩好きの海南健児の中にはそれを一つの攻防の武器と心得ていたのもあったらしい。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
十八年|蛾眉に登り、十九年|粤に入り、海南諸勝に遊び、十一月還りたもう。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
神助の凪に艦泊てて月落ちかかるバイヤス灣、椰子の葉蔭に枕ぎて夢むは誰ぞ海南島。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
会でこの作家に「海南賞」を出した気持が判らぬが、賞は秀作に出すものだから、きつと秀れた作品といふのだらう。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
途中海南島へ漂流したり色々と難儀の揚句、日本へ來たが、其の傳記を淡海三船が作つた。
— 内藤湖南 『平安朝時代の漢文學』 青空文庫
これやがて両国の文明が海南の小王国に於て相調和したのである。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
なお、先生の海南小記のなか(3)には、竈神の起原に関した話として、かの炭焼き長者に縁因あることを明かされている。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫