海難
かいなん
名詞頻度ランク #32734 · 青空 42 例
標準
accident at sea
文例 · 用例
『郷土研究』四巻二九六頁、尾佐竹猛氏、伊豆|新島の話に、正月二十四日は、大島の泉津村|利島神津島とともに日忌で、この日海難坊(またカンナンボウシ)が来るといい、夜は門戸を閉じ、柊またトベラの枝を入口に挿し、その上に笊を被せ、一切外を覗かず物音せず、外の見えぬようにして夜明けを待つ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
海難救助協会の救難船が、現場に馳せつけた頃には、もう北海丸の船影はなく、炭塵や油の夥しく漂った海面には、最初にかけつけた釧路丸が、激浪に揉まれながら為す術もなく彷徨っているばかりだった。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
海難と言えば誰しも先ずタイタニック号事件を頭に上すのだ。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
このタイタニック号事件は、※話と教訓に富む点に於て、近世海難史の首位を占めると言われている。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
そこへ今度のアラスカまわりみたいな難航路になると必要以上の石炭を積んでおかないとドンナ海難にぶつかって、どこへ流されるかわからないので、楕円形の船の胴体と、四角い部屋部屋が交錯して作っているあらゆる狭い、人間の通れないような歪み曲った空隙に石炭をギッシリと詰め込まなければならない。
— 夢野久作 『難船小僧』 青空文庫
静かな、切れるような冷めたい風の中で、碧玉のような大濤に揺られながらの海難……。
— 夢野久作 『難船小僧』 青空文庫
……行けども行けども涯てしのない海難……S・O・Sの無電を打つ理由もない海難……理由のわからない……前代未聞の海難……。
— 夢野久作 『難船小僧』 青空文庫
第二項が例の一件で「合衆国船舶が薪水食料を補給し、また海難の際にはその航海を継続するに必要なる修理を加えんがために、日本国内の一港もしくは数港に入る承諾をうること。
— 服部之総 『汽船が太平洋を横断するまで』 青空文庫