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南海

なんかい
名詞頻度ランク #16409 · 青空 333
1
標準
southern sea
文例 · 用例
私が前後にただ一度盆踊りを見たのは今から二十年ほど前に南海のある漁村での事であった。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
どういうわけでこの南海の片すみの土地がこの天皇と結びつけられるようになったのか私は知らない。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
ただこのごろの新聞紙上をにぎわすようないろいろの不祥な社会的現象は、それが大本教事件でも宝塚事件でも、すべてが直接これらの事件とはなんの関係もない南海の村落でこの「ナンモンデー」の廃止された事とどこかで連関していて、むしろそれの当然の帰結であるような気がする。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
斉明天皇の御代に二艘の船に分乗して出掛けた一行が暴風に遭って一艘は南海の島に漂着して島人にひどい目に遭わされたとあり、もう一艘もまた大風のために見当ちがいの地点に吹きよせられたりしている。
寺田寅彦 颱風雑俎 青空文庫
次に「今後五十年内に日本南海岸のうち一部分に強震あるべし」という事がよほど確実なりと仮定せよ。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
しかれども日本政府の眼より見れば五十年は決して長からず、南海岸は邦土の一部分なり。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
北海道や朝鮮台湾は除外するとしても、たとえば南海道九州の自然と東北地方の自然とを一つに見て論ずることは、問題の種類によっては決して妥当であろうとは思われない。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
渡り鳥のように四国の脊梁山脈を越えて南海の町々村々をおとずれて来る一隊の青年行商人は、みんな白がすりの着物の尻を端折った脚絆草鞋ばきのかいがいしい姿をしていた。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫