高論
こうろん
名詞
標準
intelligent opinion
文例 · 用例
人々の話柄は作物である、山林である、土地である、此無限の富源より如何にして黄金を握み出すべきかである、彼等の或者は罎詰の酒を傾けて高論し、或者は煙草をくゆらして談笑して居る。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
なに寫經生の書だなどゝいふ高論もあるけれども、唐代には書が盛んで、寫生までが能書で、後世の及ぶ所でないとは支那人の定論である。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
西洋風俗や学問のお高論をお伺いなさい。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
批評とは何ぞや、夫の中に愛憎の念を挾み、妬評、諛評、悪言|罵詈を逞くし、若しくは放言高論高く自ら標し、己を尊拝して他人を卑しみ、胸中自家の主義を定めて人を上下するが如き者奚ぞ批評の消息を解せん。
— 山路愛山 『明治文学史』 青空文庫
彼は婦人のごとき温柔の面貌に、いささか紅潮をたたえて、底知れぬ図太き胆大心小の立居振舞い、唯々として『御高論御尤なり』と言う。
— 小林一三 『アーニイ・パイルの前に立ちて』 青空文庫
しかして世上往々政治をもって一の玩弄物としてその経験をば烟火のごとく愉快なるものとなし、その問題をば詩人の花鳥風月における、小説家が人情の変態におけると一般の思いをなし、飄忽変化もって放言高論を逞しゅうし、もって愚妄無識の人民を籠絡せんとするがごときものあり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
しかし知己のために一言して併せて高論を乞う。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
彼れが曾て東京府會の議員たるや、例に依りて放言高論動もすれば議場を惱殺せしめんとす然るに彼れは常に立憲大臣の心を以て、堂々たる議論を試みんとするの癖ありを抑へむとしたるに拘らず、彼れは傲然として飽くまで沼間と頡頏せむとせり※以て其抱負の凡ならざるを諒す可し。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
作例 · 標準
先生の高論は、いつも我々に多くの示唆を与えてくれる。
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その会議で、彼は大胆な高論を提唱し、周囲を驚かせた。
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高論卓説とはまさにこのことだ、と聴衆は感嘆した。
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