腹いせ
はらいせ
名詞頻度ランク #43331 · 青空 77 例
標準
retaliation
文例 · 用例
それがせめてもの腹いせだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
あの色紙は、茶屋の枕屏風に張ってあったものですが、私はもてない腹いせに、ひっぱがして家へ持って帰ったのです。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
「つくね芋、五萬圓……」かう呼んでみる時、私達の心には期待を裏切られた腹いせの滿足と、偶像をこき降す小さな快感が潜んでゐた。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
犬か猫に与えるように、一つまみのパン屑を私の口に押し入れて、それがあいつのせめてもの腹いせだったのか。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
どうせ、私は意気地なしで、世間に負けているからね、そりゃ旦那は大事にもする、病気が出るほど嫌な人でも、世間にゃ勝たれないから、たとい旦那が思い切って、縁を切ろうといってもね、どんな腹いせでも旦那にさせて、私ゃ、あやまって出て行かない。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
さきに自分が掏られたことへの腹いせでもあり、魔がさしたともいえるが、しかし、その闇の娘を買う金という目的がなかったら、実直で小心な北山には、ひとを掏るなどという大それたことは出来なかったはずだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
芳子は、京吉が祇園荘へ行く自分をとめたのは、グッドモーニングの銀ちゃんに頼まれたからだと早合点して、京吉に駄々をこねて困らせてやることが、せめてもの腹いせだと、ダニのようについて離れなかったのだが、だんだん夜が更けて来ると、もう京吉と離れるのが寂しかった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
銀ちゃんへの腹いせもあるだろう。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
作例 · 標準
彼は腹いせに、彼女の悪口を言いふらした。
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上司に叱られた腹いせに、同僚に八つ当たりしてしまった。
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腹いせにものを壊しても、何も解決しない。
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