瘧
おこり異読 わらわやみ
名詞頻度ランク #23949 · 青空 147 例
標準
ague
文例 · 用例
祭日〔二〕宮沢賢治アナロナビクナビ睡たく桐咲きて峡に瘧のやまひつたはるナビクナビアリナリ赤き幡もちて草の峠を越ゆる母たちナリトナリアナロ御堂のうすあかり毘沙門像に味噌たてまつるアナロナビクナビ踏まるゝ天の邪鬼四方につゝどり鳴きどよむなり
— 宮沢賢治 『祭日〔二〕』 青空文庫
霊廟の土の瘧を落し、秘符の威徳の鬼を追うよう、たちどころに坊主の虫歯を癒したはさることながら、路々も悪臭さの消えないばかりか、口中の臭気は、次第に持つ手を伝って、袖にも移りそうに思われる。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
首を大きく振って、「印度洋の特有な悪性の瘧らしい」22 忽ち船全体に大袈裟な消毒が始まる。
— 渡辺温 『氷れる花嫁』 青空文庫
廿四日、己亥、晴、京都の使者参著す、去る十日より上皇御瘧病、毎日発らしめ給ふ、内外の御祈祷更に其験見えずと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
知らざる間に空氣より結核菌を得、水又は菜蔬より十二指腸蟲卵を得、アノフエレスより瘧を得るが如きは招かずして得た疾病である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
瘴癘の氣の多い卑※地に入つて病を得、沮洳の地に遊んで瘧を得たり、水邊に長坐してレウマチスを得たりするが如きは、公務ででもあらば是非も無いが、さも無ければ自ら招いたと云はれても是非が無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
」「幽霊も大袈裟だがよ、悪く、蜻蛉に祟られると、瘧を病むというから可恐えです。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
あな、見よ、青き大月は西よりのぼり、あなや、また瘧病む終の顫して東へ落つる日の光、大ぞらに星はなげかひ、青く盲ひし水面にほ薬香にほふ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
作例 · 標準
例句