文筆家
ぶんぴつか
名詞
標準
writer
文例 · 用例
現代ではすべての文筆家が多かれ少かれ何らかの条件|乃至は制限を加えられて書くことを要求されるのである。
— 新美南吉 『童話における物語性の喪失』 青空文庫
最後に、具体的な課題を与えているわけではないが、現在の検閲制度は、官憲が、一般の文筆家、芸術家に対して、一つの大きな課題を与えているようなもので、芸術家や作者の芸術活動は、そのためにひどく制限され、拘束されていると見なさねばならぬ。
— 平林初之輔 『文芸は進化するか、その他』 青空文庫
当時の文筆家は、実際に新興ブルジョアジーが最も必要とした文明開化の輸入者、供給者、啓蒙者であった。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
ここで、面白く思われるのは、自由民権が唱えられた時代からのより社会的性質のつよい文筆家たちは「経国美談」の作者の矢野龍溪にしろ中江兆民にしろ、主として新聞人として活躍していることである。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
伊藤整氏の短い感想を折々読んで、氏は批評家が主観的に物を云う現代の常套的悪癖に犯されつつも、猶内部には「なんとか云わないではいられないもの」をもって、散漫ながら立っている文筆家であろうことと思っていた。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
ブルジョア作家のある種の老大家や所謂有名な文筆家の中にも、年をとるにつれて小説がつまらなくなって来た、読めるような小説はこの頃一つもないではないか、子供欺しだ、といって、それに較べると、とシェクスピアやユーゴーの偉大さを賞める人もよくある。
— 宮本百合子 『問に答えて』 青空文庫
そして何時も若々しい感情の波だちをもって人生に生きるものを、その幼稚さで嘲笑するのであるが、(そしてこのことは日本の文筆家の中に残されている強い封建制の現れとも見られるのであるが)若し我々が本当に動的な世界観をもつリアリストであるならば、作家として倦怠に陥入ることは殆んどあり得ないことと思う。
— 宮本百合子 『問に答えて』 青空文庫
昔、三宅やす子という文筆家があった。
— 宮本百合子 『世界の寡婦』 青空文庫
作例 · 標準
人気の文筆家が書いた新しいエッセイ集は、発売当日に完売した。
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彼は元ジャーナリストという異色の経歴を持つ文筆家だ。
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フリーランスの文筆家として独立したが、最初は原稿の依頼が全く来なかった。
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