天狐
てんこ
名詞
標準
celestial fox
文例 · 用例
道士の術のうちに天狐の法というのがある。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
天狐は九尾で金色で、日月宮に使役されているのであるという。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
従って、狐は人間に化けるどころか、修煉に因ては仙人ともなり、あるいは天狐などというものにもなり得ることになっている。
— 岡本綺堂 『妖怪漫談』 青空文庫
あるいは天狐、中狐ともいって、その火の高く飛ぶ方を天狐と称し、低く動く方を中狐とも申している。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
さて御馳走だが、その晩は、鱒のフライ、若生蕈と称ふる、焼麩に似たのを、てんこ盛の椀。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
Iが飯をつがうとすると、「うんと盛つてくれ、てんこ盛りによ、な」 仏家の出なるIが器用に円く飯を盛り上げた茶碗を渡すと、勃凸はと見かう見しながら喜び勇んだ。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
「見ろ、てんこ盛り。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
そのとき良寛さんの長頭が、こてんこてんと左右にかたぶくので、うしろから見てゐる下男は可笑しくなつて、つい、ぷつ、と噴き出してしまつた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
作例 · 標準
日本の民話には、神通力を持つ天狐が登場することがよくある。
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天狐は、人々を助けることもあれば、いたずらをすることもあると信じられていた。
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彼は山で迷った時、美しい天狐に導かれて里へ戻ることができたという。
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