幻辞.com

転呼

てんこ
名詞
1
標準
sound shift (esp. in historical kana)
文例 · 用例
嗚呼君、われら、今彼らの滅種政策の下に嫉転呼号するもの。
横光利一 上海 青空文庫
さて御馳走だが、その晩は、鱒のフライ、若生蕈と称ふる、焼麩に似たのを、てんこ盛の椀。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
Iが飯をつがうとすると、「うんと盛つてくれ、てんこ盛りによ、な」 仏家の出なるIが器用に円く飯を盛り上げた茶碗を渡すと、勃凸はと見かう見しながら喜び勇んだ。
有島武郎 青空文庫
「見ろ、てんこ盛り。
有島武郎 青空文庫
そのとき良寛さんの長頭が、こてんこてんと左右にかたぶくので、うしろから見てゐる下男は可笑しくなつて、つい、ぷつ、と噴き出してしまつた。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
あまりに数多い、あれもこれもの猟犬を、それは正に世界中のありとあらゆる種属の猟犬だったのかも知れない、その猟犬を引き連れて、意気揚々と狩猟に出たはよいが、わが家を数歩出るや、たちまち、その数百の猟犬は、てんでんばらばら、猟服美々しく着飾った若い主人は、みるみる困惑、と見るうちに、すってんころりん。
太宰治 春の盗賊 青空文庫
狂女心底より狂ならず、醒め来りて一夜|悲悼に堪へず、児の血を濺ぎしところに行きて己れを殺さんとす、己れを殺す為に、その悲しき塲所に独り行くことを得ず、却つて路傍の人を連れ立てんことを請ふ、狂にして狂ならず、狂ならずして猶ほ狂なり、あわれや子を思ふ親の情の、狂乱の中に隠在すればなるらむ。
北村透谷 鬼心非鬼心 青空文庫
文字を処理し、数字を処理するための道具であれば、できのいいマシンが秋葉原にはてんこ盛りになっている。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
作例 · 標準
日本語の歴史を学ぶと、特定の音の転呼現象に気づかされる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
音韻変化の中でも、特に転呼は方言の形成に大きな影響を与えた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
平安時代の文献には、現代語とは異なる転呼の例が見られる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash