前窓
ぜんそう
名詞
標準
front window
文例 · 用例
多可子は下膨れのした白い丸顔を幾分引き締めて、前窓の敷居を見詰めていた。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
二 川崎をすぎると前窓にあたる風の音がだんだん強くなって来た。
— 久生十蘭 『ユモレスク』 青空文庫
前窓の中でヘッド・ライトに照らされた京浜国道がまっすぐにつづいている。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
小さな階段をいくつもあがって、そろそろだいこんがくたびれかけたころ、旅客機の操縦室のような大きな前窓のあるところへたどりついた。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
憲兵伍長ぐらいがそんな大それたことをやったら、憲兵隊の上のほうの首が、いっぺんにいくつもすッ飛んでしまいまさ」「大袈裟にいうじゃないか」「いや、ほんとうに」 前窓にうつるのは稲田の間の長い単調な道だった。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
「ねえ、急いでくれない」 運転手は、前窓を見つめながら、たずねた。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
」 中村は前窓を見ながら、冷静な顔でこたえた。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
二 川崎をすぎると、前窓にあたる風の音が強くなってきた。
— 久生十蘭 『野萩』 青空文庫
作例 · 標準
運転席から前窓越しに見える景色は、刻々と変化していた。
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カフェの前窓からは、街を行き交う人々が見える。
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彼の部屋は日当たりがよく、大きな前窓から光が差し込む。
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