大杯
たいはい
名詞
標準
large cup
文例 · 用例
謝源は派手な琉球絣の薄ものをたつた一枚身にまとひ、郭光の酌で泡盛の大杯をチビリ、チビリと飲んで居た。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
彼は満足げに大杯を傾けて居た。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
「酒だといふに※」郭光はこの二度目の呼び声にハツと気がつき謝源のグツと差し出した大杯に少しく酒を注いだ。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
やゝあつて謝源は何と思つたか丈の高い方の蘭人に彼の大杯をグイツと差しのべて「飲んで見ろ」と言つた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
「わしのやうな小国の王の杯は受けぬと言ふのか、恩知らず奴ツ」彼はこう叫ぶやいなや、その大杯を丈の高い蘭人の額にハツシとぶつけた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
たぶん自分の中学時代、それもよほど後のほうかと思うころに、父が東京の友人に頼んで「大杯」という種類の楓の苗木をたくさんに取り寄せ、それを邸内のあちこちに植えつけた。
— 寺田寅彦 『庭の追憶』 青空文庫
自分の入って来たのを見て、いきなり一人の水兵が水雷長万歳と叫ぶと、そこらにいた者一斉に立って自分を取り巻き、かの大杯を指しつけた。
— 国木田独歩 『遺言』 青空文庫
かれは狂気のごとくその大杯を振りまわした。
— 国木田独歩 『遺言』 青空文庫
作例 · 標準
宴会では、皆で巨大な大杯を手に、勝利を祝った。
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