焼尽
しょうじん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
completely burning
文例 · 用例
が、夜寒の代に焼尽して、塚のしるしの小松もあらず……荒寥として砂に人なき光景は、祭礼の夜に地震して、土の下に埋れた町の、壁の肉も、柱の血も、そのまま一落の白髑髏と化し果てたる趣あり。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
災禍ということは全て或る人々が福を焼尽した結果なのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
微笑と涕泣、もってわが家の焼尽し行くさまを眺めんかな。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
らいてうさま、あなたのお健康は、都門を離れたお住居を、よぎなくしたでございましょうが、激しい御理想に対してその欲求が、時折何ものも焼尽す火のように燃え上るおりがございましょう。
— 長谷川時雨 『平塚明子(らいてう)』 青空文庫
万物焼尽さずんば止まない、見えない魔焔は?
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
なかなか命中とか、焼尽しとはならない。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
それから芝公園に入った時避難民の群衆に驚かされて、公園を抜けてから、道の両側の焼尽された廃墟のあとに、まだぶすぶすと燃えているものがあるのを見た。
— 高浜虚子 『丸の内』 青空文庫
日本橋、京橋、神田というような目抜きの場所は悉く焼尽してしまって、わが丸の内だけが無事であったのだもの。
— 高浜虚子 『丸の内』 青空文庫
作例 · 標準
激しい火災によって、歴史ある古い屋敷は一夜にして焼尽してしまった。
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戦火によって街全体が焼尽し、人々の思い出の場所は灰に変わった。
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落ち葉を山積みにし、火を放って跡形もなく焼尽させた。
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